Electric vehicles and V2H電気自動車とV2H


電気自動車(EV)とは
電気自動車(以降EV)とは、バッテリーに充電された電気で走る自動車です。
EVの重要なシステムとして、
・充電/給電ポート
・リアモーターとパワーコントロールユニット(PCU)
・床下バッテリー
があり、電気で動くのでガソリン車のように給油口ではなく充電・給電ポート、エンジンではなくモーター、そして床下に大きなバッテリーを搭載しています。
EVは必要に応じて充電する必要があり、充電方法は、
家庭で充電する
充電スポットを利用
などが挙げられます。EVを購入するなら、「充電スポットの使い方」や「充電スポットのある場所」を把握しておきましょう!
家で充電する場合
家でも充電機器を用意すれば充電することができます。マンションなど集合住宅の駐車場では現状、EVの充電機器が使えない場合もあるので注意しましょう!普通充電器であれば充電に時間はかかりますが、比較的低コストでも導入が可能です。家庭用EV充電器も次々新しいモデルが発売されています。
ゆう電では家庭用EV充電器の取り付け工事を行っております。
Merit電気自動車(EV)のメリット

01
走行にCO2を排出しない
EVの大きなメリットとして、走行時にCO2を排出しないという特徴があります。
製造過程や組み立て・廃棄・発電等段階でCO2の排出がありますが、ガソリン車に比べて全体のCO2の排出は少なくなります。そして、CO2の少ない発電方法ならCO2の排出量をさらに減らすことができます。

02
長距離を走るほど燃料費が割安になる
最近は、電力価格もガソリン価格もともに高くなる傾向にあります。
しかし、車両のエネルギーとして走行距離に換算すると、電力はガソリンよりも安くつきます。EVの方がガソリン車より節約できると環境省は試算しています。

03
エンジン音がなく静か・振動も少ない
ガソリン車がエンジンで動くのに対し、EVはモーターで動きます。つまり、エンジン特有の「ブルルン」といった音や振動はなく、「ウィーン」というモーターが回る微かな音のみで振動はほとんどありません。

04
非常用電源として使える
EVのバッテリーはどんどん高性能になっており、大容量の蓄電池として災害時や停電時に役に立ちます。EVから家庭に電力を供給するにはV2H※という設備が必要です。
この設備があれば、停電しても2〜4日ほどの家庭の電力をEVから賄うことができると言われています。
V2H:Vehicle to Homを表す略語で、EVなどのバッテリーを搭載する車両から家庭へ電力を供給するシステムのこと。

05
補助金が受けられる
個人・民間事業者・地方公共団体で、購入費の一部(1事業所あたり上限10台)、充電設備・外部給電器の購入費・工事費の一部などが補助の対象となります。
また、オプションとして充電設備・外部給電器を購入する際は災害時などに地域へ貢献することなどを要件に、購入費と工事費の一部が補助対象になります。補助金の情報は一般社団法人次世代自動車振興センターが随時公開しています。

06
減税が適用される
EVには減税も適用されます。EVで受けられる減税は主に以下の2つです。
・エコカー減税(自動車重量税)
・グリーン化特例(自動車税・軽自動車税、車種別)
また、EVは「電気自動車等」に入り、環境性能が高いと評価されているため非課税となります。つまり、環境性能割を納める必要はありません。
Demerit電気自動車(EV)のデメリット

01
充電に時間がかかる
EVの充電には現状、ガソリン車が給油に要する時間よりも長い時間がかかります。日々の走行距離が短い場合は毎日充電する必要もありません。必要な時に夜間電力を利用して充電するだけで過ごせるでしょう。しかし、レジャーなどで遠出をする場合は、距離によっては途中で充電する必要があります。1回の急速充電が30分ほどなので、充電している間はそこで休憩するなどしながら待つことになります。

02
連続長距離走行は苦手
現在発売されているEVの走行距離はフル充電で、200kmほどの近距離用車種・400km~500kmほど走れるガソリン車と変わらない走行距離を実現している車種の2つのタイプが現在の主流です。
しかし、道路の条件や気象条件により、走行距離は大きく変わると言われています。暑さ・寒さによるエアコンの利用やオーディオなどの機器、上り坂など、通常の走行に加えて電力を消費する要素があるからです。

03
充電設備がまだ少ない
日本の充電スポットは都市部に集中しているうえに、ひとつの場所で複数台同時に利用できる場所はまだ少ないのが現状です。EVを発売している自動車メーカーのディーラーは、他社製のEVにも充電スポットを解放していますが、「その会社の車ではないのに充電しに行くのは気が引ける」という(日本人ならではの)声も多数上がっています。

04
高速道路などで充電の列
(一台30分)
充電には時間がかかるうえに、充電スポットが少ないというデメリットにより、高速道路などで充電の列に悩まされることがあります。急速充電で1台につき30分ほどかかるので、前に3台並んでいたら、自分の番が回ってくるのはだいたい1時間半後…となります。

05
バッテリーの寿命
EVに欠かせないバッテリーには寿命があります。EVはモーターなどバッテリー以外の部分に深刻な問題が発生することはほとんどありません。
しかし、ガソリン車やHVが平均的に走行距離10万㎞・10年が寿命と言われているのに対し、EVのバッテリー保証期間は8年ほどです。保証期間が過ぎても乗り続けることもできますが、バッテリーは使用回数によって劣化していきます。
power supply systemEVと家庭をつなぐ給電システム
-V2H-

EVの充電器には、「普通充電器」「急速充電器」「V2H」があります。
現在日本で一番多く存在しているのが普通充電スタンドで、200Vと100Vの2種類があります。電圧の違いにより充電時間が変わりますが、30分~1時間程度の充電ですと、わずか10km程度が走行できる分の電力しかまかなうことが出来ません。
自宅に充電スタンドを設置する場合は、基本的にはこちらの普通充電スタンドになります。
高速道路などに設置してあるのは、全て急速充電スタンドです。わずか5分程度の充電でも40km程度走行できるので、緊急時や充電の時間が多くとれない場合には非常に重宝します。
急速充電スタンドは、充電設備の本体価格だけで、百万円以上することに加えて工事費も非常に高く、大型の商業施設などに設置されていたとしても、数台しか無く、数が非常に限られていることがネックとなっています。
V2Hは家庭からEV(電気自動車)の電池に充電する役割とEVに蓄えた電気を家庭内に給電する2つの役割を持ちます。充電時間の長さは、充電器の電力を変換する能力によって異なるため、充電器側で変換する急速充電器・V2Hと車載充電器で変換する普通充電器を比較すると、急速充電器とV2Hの方が、充電時間が速くなります。
V2Hは200Vの普通充電器に比べて最大2倍のスピードで充電が可能です。※車種によって異なります。
この充電時間の違いはV2H導入の大きなメリットとなります。
MeritV2Hを導入するメリット

01
家庭用の充電コンセントに比べて充電時間が短くすむ
V2H機器の充電時間は200Vコンセントの約半分で済みます。いざ電気自動車でドライブにいこうと思った際に、十分な充電ができていなかったら…というリスクを減らすことができます。

02
太陽光発電の余った電気と深夜電力をEV(電気自動車)に充電することで電気代の節約
日中、電気自動車が自宅にあれば、割安な深夜電力で蓄えた電力をV2Hを通じて家庭用電源としても使用可能です。
V2Hだけでも家の電気を有効活用できますが、太陽光発電システムを自宅の屋根やカーポートなどに設置することで、日中太陽の光で発電した電気を電気自動車に送電でき、その分の電気代の削減が可能になります。

03
長期停電時の非常用電源として大活躍
台風や落雷、地震などで長期停電におちいった場合、電気自動車に蓄えた電気を自宅に給電し使用することができます。EV車のバッテリーは約10kWh~60kWhと一般的な家庭用蓄電池に比べ大容量です。
※家庭用蓄電池は消防法により17.76kWhまでに規制されていますが、電気自動車にはその規制が適用されません。
オール電化の家庭であればV2Hの性能にもよりますが、停電時でもいつもと変わらない生活ができて非常に安心です。
V2Hスタンドについて、対応可能な車種が決まっています。
コストやおすすめの車種につてなど様々なご案内をしておりますので、導入をご検討されているならぜひ、ゆう電へご相談ください。